月初めの今日(8/1)は、いつものように、北九州の文化とまちづくりの総合情報誌・月刊「ひろば北九州」に連載中のコラム「門司港便り」の内容を掲載させていただきますので、ご一読いただければ幸いです。
◉タイトル:「心落ち着く小さなお宿」
夏休みのこの時期になると、門司港の路地裏散策を楽しみに
宿泊される観光客が多くなるようです。往時の繁栄ぶりをしの
ぶ懐かしい路地裏散策の旅には、地域に息づく小さなお宿がお
勧めです。いま人気スポットとして注目の清滝地区にある「む
つみ関門荘」もその一つです。
開業は昭和40年。ご主人の土谷義一(つちやよしかず)さ
んと女将の清子(きよこ)さんが二人で切り盛りされています。
玄関脇の不動尊は地元の人々に親しまれ、前の路地は「不動坂」
という、何とも趣きのある名前がついています。
この宿の魅力はご夫婦の気さくな人柄、田舎の祖父母の家の
ような落ち着いた佇まい=写真、そして清子さんが腕を振るう
「おふくろの味」です。義一さんも門司港地区を中心に旅館や
料亭などで作る「レトロおもてなしの宿の会」(10軒)の会
長。おもてなしの勉強会を開き、地区のイベントと連携を図る
など観光振興に尽力されています。
門司港ならではの宿に泊まり、のんびりと心の洗濯はいかが
でしょうか。
(山口酒店・山口仁)
*関連写真
「むつみ関門荘」前の不動坂。
お客様を温かく迎えてくれる玄関。
宿泊料金もお手頃価格で、ゆっくりできます。