いよいよ4月に入り、新年度が始まりますね。月初めの今日は、北九州の文化とまちづくりの総合情報誌・月刊「ひろば北九州」に連載中のコラム「門司港便り」の内容を掲載させていただきますので、ご一読いただけると幸いです。

◉タイトル:「15年間、生け花でおもてなし」
門司港駅とならび、国の重要文化財に指定されている旧門司
三井倶楽部。大正10(1921)年に三井物産の社交倶楽部
として建築されました。2階にはアインシュタインメモリアル
ルームや林芙美子資料室、1階にはレストランやイベントホー
ルがあり、門司港でも人気の観光スポットになっています。
そんな旧門司三井倶楽部の1階ホールの一角には、いつも綺
麗なお花が生けられ、訪れる人々の目を楽しませています。
平成9(1997)年春から毎週2回、お花持参で生け続け
ているのは、多くのお弟子さんを持つ、池坊の華道教授・山本
築仙(栄子)さん=写真。レトロの街として新しく生まれ変わ
った門司港のために、自分に何ができるのか?と考えた時、自
分にはお花を通してのボランティア活動しかないと思い、始め
られたそうです。以来15年間もお花を生け続けられています。
「旧門司三井倶楽部を訪れた方が、お花に目を止めて、心が
落ち着くとか、季節を感じるとか、少しでもほっとしていただ
ければ、これほど嬉しいことはありません」と山本さん。季節
の花々を通して、門司港に心和む彩りを添えてくれています。
(山口酒店・山口仁)